「経理は税理士に丸投げしたい」
そう考える方は多いと思います。
実際、
- 記帳代行
- 申告書作成
- 税務相談
をまとめてお願いするケースは一般的です。
ただ、最近はクラウド会計の普及で、
👉 自社で経理を行うハードルがかなり下がっています
その中で、記帳代行をどう考えるかは一度整理しておきたいところです。
記帳代行のメリット
まずはメリットからです。
本業に集中できる
経理の時間を減らせるので、
👉 売上につながる業務に集中できる
これは大きなメリットです。
経理を雇うよりコストが抑えられる
経理担当を雇うと、人件費はそれなりにかかります。
その点、記帳代行は外注なので、
👉 固定費を抑えながら経理を任せられる
というメリットがあります。
記帳代行の注意点(ここが重要)
ここからが本題です。
記帳代行は便利ですが、実務では次のようなことが起こりやすくなります。
試算表が遅くなりやすい
記帳代行は、
- 資料を渡す
- 会計事務所で入力
- 不明点を確認
- 試算表作成
という流れになります。
そのため、
👉 タイムラグが発生しやすい
です。
2ヶ月前の数字を見ても、経営判断には使いづらい場面があります。
丸投げしても完全に手が離れるわけではない
意外と多い誤解です。
- 不明な取引の確認
- 資料の整理
- 請求書や契約内容の確認
など、
👉 結局やり取りは発生します
「丸投げ=何もしなくていい」ではありません。
会計データの精度が落ちやすい
ここが一番大事なポイントです。
記帳代行では、
👉 限られた資料だけで判断する
ことになります。
そのため、
- 本当は仕入なのか
- 消耗品なのか
- 事業用かプライベートか
といった細かい判断は、
👉 どうしてもズレることがあります
すべての取引について毎回細かくヒアリングするのは現実的ではありません。
試算表の中身が見えにくくなる
丸投げしていると、
👉 「数字は出てくるけど意味がわからない」
状態になりやすいです。
これだと、
- 利益の把握
- 改善ポイントの判断
- コスト管理
に使いにくくなります。
数字を読む習慣がつきにくい
試算表は「結果」ではなく、
👉 経営の判断材料
です。
ただ、丸投げしていると、
👉 数字に触れる機会が減る
ため、活用しにくくなります。
クラウド会計が変えた「経理のやり方」
今は、
- 通帳
- クレジットカード
- 請求書
などが自動連携できる時代です。
つまり、
👉 入力そのものの負担はかなり減っています
その代わりに重要になっているのが、
👉 運用ルールの整備
です。
「丸投げ」より「運用を整える」が重要
記帳代行が悪いわけではありません。
- 創業直後
- 忙しい時期
- 一時的に手が回らない
こういった場面では有効です。
ただ、
👉 ずっと丸投げのままだと
- 数字が見えない
- 判断が遅れる
- 精度が落ちる
という状態になりやすいです。
まとめ
記帳代行は、
- 本業に集中できる
- 人件費を抑えられる
といったメリットがあります。
一方で、
- 試算表が遅れる
- 精度が落ちやすい
- 数字が見えにくくなる
といった注意点もあります。
これからの経理は、
👉 入力を誰がやるかより、どう運用するか
が重要です。
クラウド会計を使っていても、
- どこまで自社でやるか
- どこを外注するか
- どう運用するか
で、経理の質は大きく変わります。
当事務所では、記帳代行の有無に関わらず、
会計データの整え方や運用ルールの整理も含めてご相談いただけます。


