ITが得意でなくても経理は効率化できる?税理士が「こちらが合わせる」理由

紙・表計算などの資料を整理し、確認済みの書類や予定につなげる経理の流れを表した図 IT活用

先日、税理士紹介サイト「良い税理士」でインタビューを受けました。

(取材記事はこちら)

話しながら改めて気づいたのは、私はいつも「もらえる資料で、最大限効率化する」ことを前提に考えている、ということでした。

新しいやり方を覚えていただくところから始めるのではなく、今お客様からいただける資料を出発点にする。そのうえで、少し形を変えていただくだけで効率化できるなら、その部分だけ資料のフォーマットを変えていただくようご提案することもあります。

この記事では、その考え方をもう少し具体的に書いてみます。

社長と経理の距離が近い会社のほうが、一緒に進めやすい

システムを入れ替えるには、どうしても時間がかかります。

そのため、社長と経理の距離が近く、ちょっとした運用の変更をすぐ相談できる会社のほうが、一緒に進めやすいと感じています。

逆に、経理の流れが社長から離れていると、ひとつ変えるにも確認が増えて、時間がかかります。

ITを覚えていただくのではなく、こちらが合わせる

やり方をあまり変えられない方もいます。

だから、「この形式でないとダメです」とこちらのやり方に寄せていただくのではなく、まず今お使いの資料ややり方を見て、その中でこちら側を工夫します。

少し変えていただくだけでかなり効率化できる場合は、その部分だけをお願いします。変えにくいところは、こちら側で合わせられるように調整します。

経理の流れの整え方そのものは、「個人事業主・小規模法人の経理改善で最初に見直す3つの流れ」に、クラウド会計を入れても楽にならないときの考え方は「クラウド会計を入れたのに経理が楽にならない理由」にまとめています。

AIは裏方。税務の判断とメールの送信は任せない

当事務所では、作業の効率化にAIやクラウド会計を使っています。

ただし、AIに任せていないことがあります。

ひとつは、税務の判断です。どう処理するか、税金の扱いをどうするかは、税理士が判断しています。

もうひとつは、お客様へのメールの送信です。下書きや整理にAIを使うことはあっても、最後に内容を確認して送るのは私です。

なんでも話せる税理士でありたい

この記事を読んで、「こんなことも相談していいんだ」「気軽に問い合わせていいんだ」と思っていただけたらうれしいです。

税務のことだけでなく、「これって税理士に聞くことなのかな」という段階でも、まず話していただければと思っています。

なんでも話せる税理士でありたいと思っています。


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