副業の20万円以下とは?~収入?所得?~

雑所得

「副業が20万円以下であれば確定申告が不要」という話を確定申告時期によく聞きます。

その20万円以下の20万円とは、額面金額なのでしょうか、それとも利益金額なのでしょうか。

はたまた副業とは、何なのでしょうか。

「副業」と言われるキーワードをひも解いてみましょう。

副業は何所得?

副業として、アルバイトを掛け持ちしているのであれば、その副業は「給与所得」となります。

それ以外の副業として、「アフィリエイト」、「せどり」、「転売」、「ユーチューバー」などを行っている人も多いかと思います。

私も、個人のブログでGoogleAdSenseやAmazonアソシエイトをやっています。

給与以外の副業として考えられる所得は、「雑所得」「事業所得」となります。

事業所得か雑所得かの判断は難しいところですが、給与所得者が休日を利用して行うようなアフィリエイトやせどりといったような収入は、「雑所得」になります。

事業所得と雑所得

事業所得になるか、雑所得になるか明確な判断基準がなく、判断が難しい場合が多いです。

事業所得とは、

自己の計算と危険において独立して営まれ、営利性、有償性を有し、かつ反復継続的に遂行する意思と社会的地位とが客観的に認められる業務から生ずる所得

というように判例で定義付けています。

参照:最高裁昭和56年4月24日第二小法廷判決

本当に有名なブロガーがやっているアフィリエイトや、有名なユーチューバーなど、それだけで生計を立てているような場合には、「事業所得」になるのでしょう。

20万円の金額の意味

給与所得者で確定申告が必要なケースである、

「1か所から給与の支払いを受けている人で、給与所得及び退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円を超えている人。(参照:給与所得者で確定申告が必要な人より)

の20万円とはどういった意味なのでしょうか。

所得の金額の合計額が20万円」と記載されています。

所得の金額であるため、売上金額(額面)が20万円以上という意味ではありません。

売上から経費を差し引いた金額(所得)が20万円以上かどうかで判断します。

副業を申告するのに必要なデータ

副業である雑所得を申告するのに必要なデータは、

  1. 総収入金額(売上)に関するもの
  2. 必要経費(費用)に関するもの

になります。

事業所得は、帳簿をつける必要がありますが、雑所得では帳簿の作成は必要ありません。

ですが、調査時には売上と必要経費の根拠を聞かれることになるので、しっかりと売上と経費の記録を残しておく必要があります。

Excelや手書きで構わないので、記録しておきましょう。

まとめ

「副業」に関するキーワードをまとめてみました。

所得が20万円以下の副業であっても、確定申告が必要になる場合もあります。

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※この記事は、公開時点での情報・法律を元に作成しております。

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港区に事務所を構える、板橋区在住の税理士。クラウド会計の導入・運用を得意とし、フリーランスや中小企業、士業を積極的にサポート。取っつきにくい印象を持たれがちだが、実は気さくで話しかけやすいタイプ。趣味は夫婦で山登り。最近SOTO製のレギュレータ―ストーブを購入し、山頂でカップラーメンを食べることにハマる。