利益が出ているのに現金がない理由
事業を始めた方から、
「売上はあるのに、なぜかお金が残らない」
「利益は出ているのに、手元の現金が少ない」
というご相談をいただくことがあります。
これは珍しいことではなく、
利益=現金の動きではないことが理由です。
損益計算書で見ているのは「利益」
会計ソフトで見ている数字の多くは、
「いつ入金されたか」「いつ支払ったか」ではなく、
👉 いつ売上や費用が発生したか
で集計されています。
たとえば、
- 売上は計上されているけど、まだ入金されていない
- 経費は計上されているけど、まだ支払っていない
こういった状態でも、利益には反映されます。
現金がズレるのはこの3つが原因
実務でよくズレるポイントはこの3つです。
① 売掛金(まだ入金されていない売上)
売上は計上されているのに、現金はまだ入っていない状態です。
👉 「利益は出てるのにお金がない」の原因になりやすいです。
② 未払費用(まだ支払っていない経費)
費用は計上されているけど、支払いはこれからです。
👉 後からまとめて現金が減る原因になります。
③ タイミングのズレ
仕入・人件費・外注費など、
入金と支払いのタイミングがズレると、現金が不足しやすくなります。
「利益」ではなく「現金の流れ」を見る
事業を続けていくうえで大事なのは、
👉 利益だけでなく
👉 現金の残高と動き
です。
利益が出ていても、
現金が足りなければ支払いができません。
これがいわゆる「黒字倒産」です。
何を見ればいいのか
難しく考える必要はありません。
まずは、
- 今、口座にいくらあるか
- 今月いくら入ってくるか
- 今月いくら出ていくか
これをざっくりでも把握することが大切です。
Excelでもメモでも構いません。
👉 「今月あといくら残るか」
これが分かるだけでも、かなり違います。
会計ソフトだけでは足りないこともある
クラウド会計を使っていても、
- 入金タイミング
- 支払予定
- 立替やズレ
までは見えにくいことがあります。
そのため、
👉 会計データ + 資金の流れ
をセットで見る意識が重要です。
まとめ
利益が出ているのに現金がないときは、
- 売掛金
- 未払費用
- タイミングのズレ
このあたりが原因になっていることが多いです。
事業を始めたばかりの時期ほど、
利益だけでなく、現金の動きもあわせて確認する習慣をつけておくと安心です。
資金の流れや会計の見方について不安がある場合は、
一度整理してみるだけでも、日々の判断がしやすくなります。


