今の税理士との関係を見直したい。でも会計ソフトは弥生会計で、データの渡し方も分からない。税理士を変えるなら、ソフトも替えないといけないのだろうか。そんな迷いから、なかなか一歩を踏み出せない方もいると思います。
先に結論をお伝えします。
弥生会計を使い続けたまま、税理士だけを変えることはできます。ソフトの変更と税理士の変更を同時に進める必要はありません。引き継ぐときは、期首からの会計データと前期の決算の資料をそろえ、新しい税理士が受け取れる形で渡します。
ソフトは同時に変えなくていい
税理士の変更と会計ソフトの変更を一度にやると、データの移行、設定のやり直し、入力する人の慣れ直しが、引継ぎの作業と重なります。どこで数字がずれたのか分かりにくくなることもあります。
まずは今の弥生会計のまま税理士を変え、落ち着いてから「ソフトも見直すか」を考える進め方で十分です。ソフトを見直すかどうかの考え方は、弥生会計から freee・マネーフォワードへ移行すべき?にまとめています。
引き継ぐもの
| 区分 | 主なもの |
|---|---|
| 会計データ | 弥生会計の事業所データ、または期首からの仕訳(仕訳日記帳) |
| 前期までの資料 | 決算書・申告書の控え、勘定科目内訳書、固定資産台帳 |
| 届出・手続きの控え | 税務署・都道府県・市区町村に出した届出書の控え |
| 毎月の資料 | 通帳・カード明細・請求書・領収書の保管場所 |
前の税理士から受け取る資料の全体は、税理士を変更するとき、何を準備すればいい?で整理しています。
データの渡し方
弥生会計のデータの渡し方には、主に次の2つがあります。
1. 弥生ドライブで共有する
弥生ドライブは、弥生製品のデータを保管し、会計事務所と共有するためのサービスです。製品によっては、データを直接開いて共有するのではなく、バックアップのデータを受け渡す形になります。
当事務所の弥生会計のお客様とは、弥生ドライブでデータを共有してもらうことが多く、会計データをメールなどで送ってもらうことはほとんどありません。
2. 仕訳をファイルに書き出して渡す
弥生会計では、仕訳日記帳をファイルに書き出す(エクスポートする)ことができます。新しい税理士が別のソフトで確認する場合などに使います。どの形式で書き出すかは、受け取る税理士に先に確認してください。
デスクトップ版で気をつけること
デスクトップ版の弥生会計は、同じデータを同時に編集する仕組みではありません。そのため、税理士の側で仕訳を修正するときは、お客様に一旦、入力を止めてもらう必要があります。
引き継いだあとは、誰が・いつ入力し、いつ税理士が修正するかを最初に決めておくと、データの食い違いを防げます。
切り替えの時期
切り替えは、決算と申告が終わった直後が進めやすいです。期の途中で変える場合は、どの月までを前の税理士、どの月からを新しい税理士が担当するかを決め、その月末の残高を両方で確認します。
引き継いだあとに最初に確認すること
- 前期の決算書の残高と、弥生会計の期首の残高が一致しているか
- 期首から今月までの仕訳が、通帳やカードの明細と合っているか
- 過去の月を直した場合、どの月を直したかが共有されているか
過去の月を直したのに伝わっていないと、試算表を出し直しても数字がずれたままになります。当事務所では、弥生会計のお客様の毎月のデータを期首からの形で受け取り、前月までの数字が変わっていないかも確認しています。
まとめ
- 弥生会計のまま、税理士だけを変えることができる。ソフトの変更は同時でなくてよい
- 会計データ・前期までの資料・届出の控え・毎月の資料の保管場所を引き継ぐ
- 渡し方は弥生ドライブでの共有か、仕訳の書き出し。形式は受け取る税理士に確認する
- デスクトップ版は同時に編集できないので、入力と修正のタイミングを決める
- 引き継いだら、期首の残高と過去の月の修正の有無を最初に確認する
弥生会計を使っていて、税理士の変更を考えている方は、一度ご相談ください。データの渡し方から切り替えの時期、引き継いだあとの確認まで一緒に進めます。初回相談は1時間無料です。
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